Cursor 0.50 アップデート完全レポート

2025年5月リリース
📌 AIコードエディタ「Cursor」の主要アップデート

Cursor v0.50では、AIアシスト機能・編集機能・操作性・パフォーマンスの全方位で大幅強化が行われています。日々の開発体験を底上げするアップデートであり、「コードを書く」作業をより高速・快適にすることが期待できます。

「コードを書く」という作業から人間を解放し、新たな創造的タスクに専念させてくれる次世代ツール
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💳 統一された料金体系

新機能

従来の複雑なプラン体系が刷新され、全モデル共通のリクエスト課金に一本化されました。

Max Mode(全力AIモード)が強化され、最新の高性能モデルすべてで利用可能
難しい課題に対してはトークンベースで精度重視のMaxモードを選べる
通常時は従来通りのAI支援を使い分け可能
ℹ️ 注意: 旧バージョンのMaxモードと長文コンテキストモードは近日中に廃止予定
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新しい「Tab」モデル

新機能

コード補完エンジンが大幅に進化し、Tabキーによるコードサジェストがファイル境界を超えて動作するようになりました。

複数ファイルにまたがるリファクタや関連コードの変更もTab補完で提案可能
あるコンポーネントにプロパティを追加した際、別ファイルの関連箇所も補完候補が表示
補完候補にシンタックスハイライトが付き、提案内容の視認性も向上
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🔄 バックグラウンドエージェント

新機能 並列実行

CursorのAIエージェント機能が強化され、複数のエージェントタスクを並行実行できるようになりました。

各エージェントはクラウド上の独立した環境で実行
大規模なコード修正や調査を同時並行で任せることが可能
進行中のエージェントのステータス確認やフォローアップも可能
AIに任せつつ人間が監督・介入できるペアプロ的な使い方が可能
🧪 Note: 現在プレビュー段階の機能です
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📁 コードベース全体をコンテキストに

新機能 @folders

プロジェクト全体をAIの文脈として読み込ませる機能が追加されました。

チャットプロンプトで@フォルダ名と指定すると、そのフォルダ以下の全ファイル内容を参照情報(コンテキスト)に含める
設定で「Full folder contents」を有効にすることで全コードを読み込んだ上で質問・生成が可能
複数ファイルに関わる質問にもより正確に回答可能に
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✏️ インライン編集UIの刷新

改善

コードエディタ上で直接AI編集を行うInline Edit機能がアップデートされました。

ショートカット: ⌘+K(Windows/LinuxはCtrl+K
選択範囲の修正提案やコード生成をインラインで実行可能
UIが一新され、新オプションが追加
ファイル全体の一括編集モード: ⌘+Shift+⏎(Mac)/Ctrl+Shift+⏎
選択コードをエージェントに送信: ⌘+L(Mac)/Ctrl+L
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🚀 長大ファイルの高速編集

改善

1ファイルが数千行に及ぶようなケースでもAI編集を効率化するため、エージェントに検索&置換ツールが搭載されました。

AIがファイル全体を逐一読む代わりに、該当箇所をサーチしてその部分だけ編集
PostgreSQLの巨大コードベースでの検証では従来比約2倍の速度で編集が完了
約6000行のファイルでの変数名置換テスト:従来125秒 → インライン編集71秒
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🔗 マルチルート・ワークスペース

新機能

VS Code由来の「マルチルートワークスペース」に対応し、複数のプロジェクトフォルダを一つのワークスペースで開けるようになりました。

フロントエンドとバックエンドなど複数リポジトリをまたいだ開発が可能
各フォルダごとに.cursor/rules(プロジェクト固有のルール)も適用可能
モノレポにせずともAI補助を利かせた横断的な作業が容易に
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💬 Chat機能の強化

改善

AIチャットまわりの使い勝手も向上しました。

チャット内容のエクスポート機能が追加
ワンクリックで対話履歴をMarkdown形式で出力可能
コードブロックも含めそのままドキュメント化・共有が可能
会話の複製機能により、特定のメッセージから新しいチャットスレッドを派生可能
「今のアプローチとは別の方向性を試したい」という場合でも、元の会話を残しつつ分岐して検討可能
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🔧 その他の改善

改善

そのほか細かな改善点として:

補完精度とパフォーマンスの向上(Cursor v0.47時点でAI補完が約2倍高速化)
エージェントのターミナル出力が実際の端末エミュレーションになり信頼性アップ
@folders使用時に大きすぎるファイルは自動で除外しUIに警告表示
チャットの文字サイズ調整オプション追加
VS Code拡張機能マーケットプレイスへのC#サポート拡張公開
v0.50.3でパフォーマンス改善、v0.50.4で適用処理の信頼性向上やWindows横スクロールバグ修正
v0.50

💻 開発効率化の具体的ユースケース

📝 コード自動生成

コメントを書くだけでコードのドラフトが自動生成。「〜な機能を持たせるためのコードを生成してほしい」と自然言語で依頼するだけで適切なコードを自動生成

🔄 コードリファクタリング

インライン編集機能(⌘+K)を使い「〇〇を改善して」と日本語指示。リファクタしたいコードを選択して指示するだけで差分コードを提案

🐞 デバッグ支援

エラー発生時に自動検知してエディタ表示。「Debug with AI」ボタンを押すと、AIエージェントがエラー原因を解析し、修正案を提示

📖 コード理解支援

Chat機能(⌘+L)で「このコードは何?」と質問すればAIがコードを参照しながら回答

👥 ペアプログラミング

開発者が高レベルな要望を投げかけ、AIが具体的なコードを提案、それに対し開発者がレビュー・修正を行う対話型のコーディングが可能。

⚙️ 設定とカスタマイズ

自分の開発環境・用途に合わせて最適化する設定項目。ショートカットの活用モデル設定の調整でより快適な環境に。

🔍 他のツールとの比較

機能/特徴 Cursor GitHub Copilot + VS Code JetBrains IDE + AI
コードベース理解 ◎ プロジェクト全体インデックス ○ 現在のファイル中心 ○ 静的解析による理解
複数ファイル編集 ◎ 標準機能として強力 △ Copilot Labsで一部対応 ○ 対応
料金体系 Proプラン $20/月 + 従量課金 $10/月 固定 IDEサブスク料金に含む
エージェント機能 ◎ 多機能・並列実行可能 ○ Chatとして対応 △ 基本機能のみ
起動・動作速度 ◎ 軽量(VS Code互換) ◎ 軽量 △ 重量級IDE
Cursor vs 競合製品の評価:「軽さ・柔軟さのVSCode系」か「包括的機能のJetBrains系」か、開発者の好みとプロジェクト要件によって選択が変わります

📊 学習曲線と投資対効果

📈 習熟のハードル

VS Code互換のため基本操作は従来と同じ。AI独自機能(Inline EditやAIエージェント)に多少の慣れが必要。

⏱️ 初心者の必須機能

まずはインライン補完(Copilot++)チャット質問から。次にInline Edit(⌘K)でポイント修正を覚える。

💰 投資対効果(ROI)

月額20ドルというコスト以上の生産性向上。実践的な開発で6〜10倍程度のスピードが出せるようになった報告も。

🚀 定量的効果

大規模リファクタリングが2倍速に。AI補完の高速化で体感速度向上(v0.47時点で約2倍高速化)。

Cursor導入の学習コストは比較的低く、得られる効率化効果は非常に大きい。一度自分のワークフローにAI助手が馴染めば、もう以前の手作業中心の開発には戻れないほどの効率と快適さを実感できます。