Cursorのルールシステムの概要
Cursorでは、AIとの対話をより効果的にするためのルール設定機能が提供されています。このルールシステムは、特にエージェント機能と組み合わせることで非常に強力なコーディング支援ツールとなります。
.cursor/rules/ディレクトリ内の複数の.mdcファイル(推奨)最新のCursor v0.45以降では、Project Rulesが推奨されており、特にエージェント機能との相性が優れています。
エージェント機能とは
エージェント機能は、Cursor v0.43で追加された大型アップデートの目玉機能です。この機能を使用すると、Cursorがユーザーの代わりにエンドツーエンドでタスクを実行できるようになります。
YOLOモードの設定
エージェント機能をより自律的に動作させるには、YOLOモードを設定します。
Cursor > Preferences > Cursor Settings > Features > Chat & Composerで「Enable yolo mode」を有効にします
以下の項目を設定します:
Project Rulesの設定方法
Project Rulesを設定するには、以下の手順に従います:
Cursorの設定画面(Cursor > Settings > General > Project Rules)を開く、またはCmd + Shift + Pを押して「File: New Cursor Rule」を選択します。
ルール名を指定すると、.cursor/rules/ディレクトリ内に.mdcファイルが生成されます。
ファイル内に以下の形式でルールを記述します:
description:ルールの説明globs:ルールを適用するファイルパターン(例:*.css、**/*.tsxなど)- 本文:Markdown形式でルールの詳細を記述
モデル選択
エージェントで使用するAIモデルの選択も重要です:
状況に応じて適切なモデルを選択することで、エージェントの効果が最大化します。例えば、初期の仕様検討はDeepSeek r1で行い、実装フェーズはClaude 3.5 Sonnetに任せるなどの使い分けが効果的です。
具体的なルール設定例 1
RSpec実行ルール
このルールは、Rubyのテストファイルを編集した際にエージェントが自動的に適切なテスト実行コマンドを選択できるようになります。
具体的なルール設定例 2
フレームワーク規約ルール
このルールにより、Next.jsのページコンポーネントを編集する際に、エージェントが適切な規約に従ったコードを生成できるようになります。
高度なルール設定テクニック
@シンボルによるファイル参照
Project Rulesでは、@記号を使って他のファイルを参照できます:
これにより、技術スタックやディレクトリ構成などの情報を別ファイルに分離し、メンテナンス性を高めることができます。
@Cursor Rulesコマンドを使用できます。
まとめ
Cursorのルール設定は、特にエージェント機能と組み合わせることで非常に強力なコーディング支援ツールとなります。Project Rulesを適切に設定し、YOLOモードやモデル選択などの調整を行うことで、エージェントの自律性と効率を大幅に向上させることができます。
エージェント機能は日々進化しており、適切なルール設定と組み合わせることで、開発効率の大幅な向上が期待できます。