Cursor 0.49 開発ワークフロー別活用ガイド

エンジニアのための実践的ナレッジドキュメント

Cursor 0.49では新しいルール生成機能やコードレビューUI、チャット履歴の改善など
個人開発者のワークフローを大幅に効率化する機能が追加されました。

このガイドでは、実際の開発シーンに合わせた活用法を紹介します。

🚀 新規プロジェクト立ち上げ

ゼロからプロジェクトを素早く立ち上げ、環境構築までをAIで効率化します。

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プロジェクト要件の明確化

AIチャットに要件を入力し、必要な機能やアーキテクチャを明確にします。

🗣️ 「ReactとTypeScriptとTailwind CSSでToDoリストアプリの骨組みを作成してください」
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プロジェクトスケルトン生成

AIにプロジェクト構造の提案と必要なファイル生成を依頼します。

⌨️ /Generate project structure for a Next.js e-commerce app with TypeScript

要件に合わせた複数のファイルをまとめて生成するにはComposerモード(Cmd+I/Ctrl+I)が便利です。

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設定ファイルの自動生成

package.json、tsconfig.json、ESLintなどの設定ファイルを自動生成します。

📋 生成可能な設定

• package.json
• tsconfig.json
• .eslintrc
• .prettierrc

🔧 ビルド設定

• webpack.config.js
• next.config.js
• vite.config.js

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依存関係のインストール

AIが推奨パッケージとバージョンを提案し、ターミナルコマンドを自動生成します。

Cursor 0.49ではターミナルコマンドをより詳細に制御できるようになり、実行前に編集やスキップが可能になりました。

「AIが提案するコマンドを確認して実行することで、少ない労力で必要なパッケージを一括導入できます。」

🔄 レガシーコードのリファクタリング

既存のコードベースを理解し、安全に改善するためのAI活用法を紹介します。

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コードベース分析

プロジェクト全体の構造と依存関係を把握します。

🗣️ @folder src/legacy explain the architecture and main components of this system

Cursor 0.49ではプロジェクト構造の活用機能(ベータ)が追加され、エージェントがプロジェクト構成をより明確に把握できるようになりました。

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コード理解とドキュメント生成

AIに既存コードの説明と図表の生成を依頼します。

📊 生成可能なドキュメント

• 機能説明
• クラス図
• シーケンス図

📝 自動生成物

• README
• APIドキュメント
• プロジェクト構造図

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技術的負債の特定

コードの問題点や改善余地をAIに分析してもらいます。

🗣️ @folder src/legacy identify code smells, anti-patterns, and areas for improvement

Cursor 0.49では新しいdiffビューが追加され、エージェント生成コードの違いを簡単に確認できるようになりました。

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段階的リファクタリングの実施

リスクの少ない変更から始める戦略で段階的にコードを改善します。

🧹 パターン別リファクタリング

• 重複コードの統合
• 大きなクラス/メソッドの分割
• 命名規則の統一

リファクタリングの検証

• リファクタリング前後のテスト実行
• パフォーマンス比較

⌨️ Cmd+K/Ctrl+K を押して「このメソッドをより小さな責任に分割して」と指示

🧪 テスト駆動開発(TDD)

Cursorを活用してRed-Green-Refactorサイクルを効率化する方法を紹介します。

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テストケース生成(Red)

まずAIに失敗するテストを書かせることから始めます。

🗣️ まずこの関数のテストを書いて、その後本体を実装し、テストが通るまでコードを直し続けてください

仕様からのテスト自動生成には次のようなプロンプトが効果的です:

🗣️ @file src/components/PaymentForm.tsx このコンポーネントの全面的なJestテストを生成してください
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最小実装の生成(Green)

テストを通過する最小限の実装をAIに提案してもらいます。

「Cursorエージェントはテストコマンドの実行結果をモニタし、エラーが出れば自律的にコードを修正して再度テストを走らせます」
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リファクタリング(Refactor)

テストが通った後、コードの品質向上のためのリファクタリングを行います。

🔄 AIによるリファクタ提案

• パフォーマンス改善
• 可読性向上
• コード簡略化

⚙️ YOLOモードの活用

AIがテスト実行→エラー検出→コード修正を自動で繰り返し行います

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TDDサイクルの加速

継続的なテスト追加と実装改善のサイクルをAIで効率化します。

🗣️ この機能に対する境界値テストをいくつか追加して、すべて通るようコードを更新してください

Cursor 0.49では「Review changes」ボタンが追加され、会話終了後にコードの差分を確認できるようになりました。これによりTDDサイクル中の変更確認がより簡単になります。

👀 コードレビュープロセス

AIを活用して質の高いレビューを効率的に行う方法を紹介します。

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AIを活用したプレレビュー

コミット前にAIにコードをレビューさせることで品質を向上させます。

🗣️ @file src/components/UserProfile.tsx このコードを確認して、ベストプラクティス、潜在的なバグ、パフォーマンスの問題を調べてください
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コーディング規約の自動チェック

AIによるコード規約準拠の確認とベストプラクティスの提案を受けます。

Cursor 0.49の自動ルール生成機能を使って、会話から直接プロジェクト固有のルールを生成できるようになりました。

⌨️ /Generate Cursor Rules
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差分レビュー

変更箇所のレビューと改善提案を効率的に行います。

🔍 「Review changes」機能

Cursor 0.49で追加された新機能で、変更箇所を明確に確認できます

💬 個別変更へのコメント

変更箇所ごとにAIからのフィードバックを得られます

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PR事前チェック

プルリクエスト前に現在のブランチ変更を確認し改善点を提案してもらいます。

🗣️ @git 現在のブランチの変更を要約し、PR前に改善点を提案してください

Cursor 0.49ではMCP(Model Control Panel)でのコンテキストとして画像を利用できるようになりました。スクリーンショットやUIモックを参照しながらレビューができます。

📋 ルールとプロジェクト管理

Cursor 0.49の新機能を活用したプロジェクト管理とルール設定の方法を紹介します。

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自動ルール生成の活用

Cursor 0.49で追加された会話からの直接ルール生成機能を活用します。

⌨️ /Generate Cursor Rules

パスパターンが定義された「Auto Attached」ルールは、ファイルの読み書き時に自動適用されるようになりました。

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プロジェクト構造の定義

プロジェクト構造をコンテキストに含め、AIの理解度を向上させます。

🌳 プロジェクト構造コンテキスト

Cursor 0.49で追加されたベータ機能。ディレクトリ構造をAIに把握させられます

🔍 グローバルignoreパターン

ユーザーレベルで不要ファイルや機密ファイルの除外を設定できます

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チャット履歴の管理と再利用

Cursor 0.49で刷新されたチャット履歴機能を活用します。

⌨️ Cmd+Shift+H/Ctrl+Shift+H でチャット履歴を表示

チャット履歴がコマンドパレットへ移行し、「Show history」ボタンと「Show Chat History」コマンドからアクセスが向上しました。

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新しいAIモデルの活用

Cursor 0.49で追加された新モデルを使い分けます。

🧠 新AIモデル

• Gemini 2.5 Pro
• Gemini 2.5 Flash
• Grok 3
• Grok 3 Mini
• GPT-4.1
• o3
• o4-mini

⚙️ モデル選択の最適化

用途に応じて最適なAIモデルを選択(作業内容により切替可能)