アルミニウムダイカストの第一工程。AC4C・ADC12などの合金組成と680℃〜720℃の溶解温度管理が後工程の品質を大きく左右します!
合金化
複数の金属元素を組み合わせて合金を作る工程。特性向上を目的とする。
地金規格(JISH2211)
アルミニウム合金地金の日本工業規格。化学成分や品質要件を規定。
回収材
鋳造工程で発生したスクラップなどを回収して再利用する材料。
返り材(リターン材)
鋳造工程から回収され再溶解される材料。バリや不良品などが該当。
RSV法
回転真空鋳造法(Rotary Vacuum Casting)の略称。真空環境下で金型を回転させることで気孔を減少させる特殊鋳造法。
配湯法
溶湯を溶解炉から鋳造機へ移送する方法。手動取鍋、自動給湯などがある。
反射型電気抵抗保持炉
電気抵抗加熱と熱反射を利用した溶湯保持炉。温度均一性に優れる。ダイカスト工場で広く使用。
酸化消耗
溶湯が大気と接触して酸化し、金属が失われる現象。750℃以上で加速し、歩留まり低下の原因となる。
この工程で発生しうる不良:
- 合金組成不良:Cu, Si, Mg等の成分のバラつきで機械的特性が低下
- 不純物混入:Fe等の異物が混入し介在物欠陥の原因に
- オシゲ:溶解炉の炉底に堆積する不純物(技能検定で重要)
- 溶湯酸化:過度の酸化による歩留まり低下と品質劣化